〔読み〕〔発音〕関係をまとめました。
1、発音はローマ字読み
フィンランド語のアーコセット(アルファベット)は英語とほぼ共通ですが、読み方は基本的にローマ字読みです。
とはいえ、特徴的な発音もありますので以下に列挙します。
1-1、「Ä/ä」
「エ」を発音しながら口の形は「ア」。英語の「æ」に近い母音です。
「A/a」とは別の音ですが、カタカナでは区別しにくいので「ア」と書きます。
「エ」要素があると意識してください。
1-2、「Ö/ö」
「エ」を発音しながら口の形は「ウ」、そして喉奥から「オ」を出します。
日本語にも英語にもない母音です。
「O/o」とは別の音ですが、カタカナでは区別しにくいので「オ」と書きます。
「オ」と「ヨ」が混ざったような音です。
1-3、「Y/y」
「イ」を発音しながら口の形は「ウ」。そして喉奥から「ユ」を出します。
「イ」「ウ」「ユ」を均等に混ぜたような音です。
1-4、「J/j」
日本語の「じゃ」行ではなく、「や」行で読みます。
この字だけは慣れたローマ字読みをしてしまうと誤りなので注意しましょう。
「ja」=「ヤ」、「ju」=「ユ」、「jo」=「ヨ」です。
2、連続した並びの発音
同じアーコセットが連続して並んだ場合、読み方が特殊になります。
母音と子音でルールが違いますので、ご注意ください。
2-1、母音が続く言葉
母音8種類(A/a、E/e、I/i、O/o、U/u、Y/y、Ä/ä、Ö/ö)が並んだ場合は、伸ばす音「-」(長音)になります。
2-2、子音が続く言葉
子音(母音以外)が並んだ場合は、詰まる音「ッ」(促音)になります。
「教会」を意味する「Kirkko」は、「キルッコ」。
3、ストレス、イントネーションは一番前
これは英語より簡単でルールは一つ。
一番前が強くなるという事です。
単語においてはほぼ例外なく語頭を強く読みます。
文章においても、原則的に文頭を強く読みます。
文章内で特に強調したい単語が出た時に強まる事はありますが、文頭が一番強く、文末に向かって弱くなるのが基本です。
疑問文でも同じで、英語のように語尾が上がったりはしません。
これで読みはほとんど大丈夫。
どんどん積極的に声に出して読みましょう。